故・吉田秀和さんのお別れ会
友人の
とにゃまましゃんにお誘いをいただいて、サントリーホールへ行ってきました。
もう、吉田さんのような素晴らしい音楽評論をされる方は出現しないでしょうね。
「時代」・・・ですかね。
ちょっと寂しいです。。
詳しいレポはとにゃまましゃんが書かれています。
こうやって、偉業を名した方が亡くなるたびに改めてワタシはその方を認識するなんて
勿体ないなぁ、とも思いました。
たった一度の稀有な演奏会に臨席できるなんて。。
J.S.Bach (マーラー編曲):G線上のアリア (指揮・小澤征爾)
ヴァーグナー:ジークフリート牧歌 (指揮・準メルクル)
以上の2曲でした。
小澤氏は健康が回復しているように見えました。
指揮も魂のこもった深いものを表現しようという気概を感じました。
恩人の吉田氏への思いが伝わってきました。
ジークフリート牧歌は管楽器が入って、素晴らしいハーモニー感。
Flは工藤重典氏。
吉田秀和氏のNHKFMの音楽番組「名曲の楽しみ」が懐かしいです。
吉田氏は音楽の演奏に対してよりも、演奏する人に対しての尊敬の念が
有ったからこそ、これほどまでに高度な演奏家が育ったのではないのかなと
水戸室内の演奏を聴きながら思いました。
会場で流された追悼ビデオの中でのインタビューで、書くことは手仕事だと言っていました。
手仕事という表現は職人的ですけど、吉田氏は本当の文学者にして表現者。
ご本人は気負い無く藝術をされていたのです。
本物というものは苦せずして生み出されるものなのかもしれないですね。
終演後は・・・
久々にとにゃまましゃんとお食事♪
にゃんこ、音楽、おシャシン・・・etc.の四方山話でココロの洗濯ができました(^^)